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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第6段:発熱で頭がパーになる  

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発熱が原因で脳がパーになるという考えは広く知れ渡っていますが。
どのくらいの体温からでしょうか?

私はアメリカの研究から41度5分を越えると危険な状態になるという説を信じています。
しかし開業以来何人かの患者さんが41度5分を越えたことがありますが、特に問題になるような結果にはなっておりません。
大人の38度5分、小児の39度5分までは解熱剤を使用しなくても大丈夫でしょう。

ところが数年前、私の診療所で調査をしました。患者さんが発熱したとき自分で測定した体温は医療技術者が測定したときに比較すると0.4度低くなるという結果でした。
測定中の体温が38度を超えると発熱したことがわかるので測定終了前に体温計を抜いておられたようです。

そこで松本医院では「小児は39度になったら解熱剤を使用してもよいです」と指導しています。
高熱が続けば体力も消耗しますし患者さん本人もつらいですから、いくら発熱が体にとってよい反応でも際限なくよいわけではありませんから、この辺で折り合いをつけましょう。

小児の38度台の発熱は解熱の必要のないものだと考えてもよいでしょう。
成人の場合は38度5分くらいまでは我慢してもよいでしょう。
高齢者の場合は38度を越えていればかなりの重症の可能性もありますのですぐに受診が必要です。

不安なときは信頼のできる先生と相談しましょう。
病気の症状は発熱だけではありません。
熱はないけどなんだか変だと感じたら受診するのが良い方法です。
ちょっと変だけど熱がないから様子を見ようかでは病気の発見が遅れることが多いようです。

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