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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第7段:早期発見・早期治療  

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急性の病気は早期発見・早期治療が大切です。
夜9時頃からおなかが痛くなった時もう夜が遅いからといって朝まで待っていた70歳代の女性がおられました。
朝6時になったのでもう電話をしてもよいだろうと連絡をしてこられました。
すぐに往診に伺いました。
ひどい腹痛です。さわった瞬間にわかりました。

「アッペがペルホッタ! 昨日の夜の内に連絡してくれたらこんなにならなくてすんだのに!」
盲腸炎が破裂して腹膜炎を起こしていました。
田舎の高齢者なら夜の9時は深夜です。
医者も寝ている。起こしては申し訳ないと朝まで我慢していたのでした。
残念、入院は1ヶ月に及びました。

患者さんの医師への遠慮が病気をひどくさせていたのでした。
申し訳なく、頭の下がる思いでした。
私は開業医としては若い方ですし夜中の往診もできるだけ対応しようと考えています。
しかし、夜中の往診が翌日の診療に影響がでそうな場合などには勘弁してほしいとも思います。
高齢でなくても体力的に1年365日24時間ベストコンディションを保つことはできません。
どの程度で折り合いをつけるか、いつも悩んでいます。

あなたにどのようなお考えがありますか?
教えていただければ幸いです。

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