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  2003年〜2004年のインフルエンザ  

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厚生労働省医薬局血液対策課長から平成15年度のインフルエンザHAワクチンの製造株が通知されました。
A型もB型も昨年と全く同じ成分です。
じゃあ去年の冬に接種したので大丈夫と考えるのは早計です。
今年の秋から冬にかけてもきちんと接種しておきましょう。
インフルエンザワクチンを打ち忘れても特効薬があるから大丈夫などとはいわないで下さいね。今年は昨年のような薬が足りない状況にはならないと思いますが、転ばぬ先の杖ですから接種をよろしくお願いします。

 A型株:A/ニューカレドニア/20/99(H1N1)[ソ連型]
A/パナマ/2007/99(H3N2)[香港型]
 B型株:/山東/7/97

2002年から2003年のシーズンのインフルエンザもピークはすごかったのですが一冬で総計すると中規模程度の流行でしたね。

今年の冬はひょっとすると日本でもSARS(新型肺炎)が入ってくるかもしれません。
疑わしいときには受診する前にまず医療機関に電話をしてどのようにするかを聞いてから指示に従いましょう。

SARSの場合にわかったように、最初の患者さんが出た時点で隔離をしなければ意味がありません。
インフルエンザも感染の拡大を防ぐためには学校などでは最初の子どもが見つかった時点で学級閉鎖や学校閉鎖をしないと一気に感染者が拡大するわけです。
しかし学校の場合は単に医学的に拡大させないというだけの理由以外の理由で児童や生徒を登校させています。
学校医にはその権限がなく、学校長が学校医の意見を参考にして閉鎖を決めることになっています。

とにかく予防に勝るものはありませんから、今年もインフルエンザワクチンの接種をきちんとしましょうね。

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