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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第106段:子供との対話  

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「お兄ちゃんだからがまんしなさい!」
「お姉ちゃんだから泣くのはやめなさい!」という言葉

「お兄ちゃんはなぜ我慢をしなければならないのか?」、
「お姉ちゃんはなぜ泣くことが禁じられるのか?」明快に答えられますか?

しかられた子供には疑問がいつも付きまといます。
「お兄ちゃんになりたくてなったのじゃない!」とさらに泣きつづけるかもしれませんね。
弟や妹は得していると感じていますよ。
こんなとき年齢でしかってはどうでしょうか?

「4歳だから我慢できるよね。弟の○○ちゃんはまだ2歳で赤ちゃんだから許してあげよう。」、
「5歳の女の子なら泣かないで、3歳の△△ちゃんとは違うものね」
と話してみましょう。
意外と受け入れてくれることが多いものです。
言葉の口調もしかる雰囲気から同意を得る雰囲気に変わるでしょ。

大人の最終目標は我慢させること、泣くのをやめさせることなら、しかるよりも同意を得る方向のほうがよいのではないでしょうか?

子供との対話も真剣勝負、なぜにきちんと答えるために年齢を利用するのも大人の知恵です。
理屈が通らないことを無理やり通すより、ちょっと考えていただくだけで子供の納得する答えが見つかります。

困ったときにはご相談ください。

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