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第110段:減らない40歳未満の女性の喫煙者 |
若い女性の喫煙者が増えています。
1970年から95年までの25年間に男性の喫煙率は70%台から60%台に減りました。
しかし女性の20〜29歳の年代は10%〜20%を超えるところまで増加しました。2倍以上です。30歳〜39歳の年代も10%の前半から20%近くまで増加しています。
アメリカやスウェーデンなどでも女性の社会進出が女性のタバコとアルコールの量を増やしているという統計があります。
スウェーデンなどは女性のほうが男性の喫煙率が高いほどです。
(ほんのわずかの差です。)
とはいえ、日本の男性の喫煙率はいまだに66%もあり先進国の中ではダントツのトップです。
世界各国の喫煙率を紹介してみましょう。
男性 女性
日本 66% 14%
ノルウェー 40% 34%
イギリス 38% 33%
カナダ 37% 29%
オーストラリア 37% 30%
アメリカ 35% 32%
スウェーデン 30% 30%
米国の公衆衛生総局医務監は「タバコは麻薬として考えるもの」と発表しました。
タバコは麻薬や覚せい剤、あるいはアルコールなどと同じように依存症を伴うもので、やめようとしてもやめられない中毒物質としてとらえるのが適当なようです。
日本の女性の喫煙率が14%は世界的に見れば低いのですが、若い女性に増加傾向があるのが気がかりです。
男性のほうも減少傾向にはありますが、60%台の変化ですから禁煙対策をもっと充実させなくてはならないでしょう。
タバコの箱の注意書きも
アメリカでは「警告:公衆衛生長官は、紙巻タバコの喫煙はあなたの健康に危険があると断定しました。」とか「今、喫煙を止めればあなたの健康へのリスクがへります。」
カナダでは「喫煙は心疾患の主要な原因です。」
イギリスでは「喫煙は金銭以上のものにつくかもしれません。」
スウェーデンでは16種類の警告文があり「妊婦の皆さんへ! 妊娠中の喫煙は胎児に害をあたえることがあります。」とか「あなたの喫煙は、ぜんそく叉はアレルギー患者の症状を引き起こすことがあります。」、とか「食道ガンの患者の10人中9人が喫煙者です。」などと書かれています。
そろそろ煙草を止めてみませんか?
あなたの決断力を待っています。