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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第127段:乗り物酔いの準備は2日前から  

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車や列車、飛行機などで酔うのは本人も辛いのですが、周囲も気を使います。楽しい旅もちょっと残念です。
乗り物酔いが嫌だから旅行に行きたいのだけど・・・・・という方はありませんか?

乗り物酔いを起こしやすい条件は睡眠不足、空腹、体調不良などがあげられます。
乗り物酔いの多い方は旅行の前日はなかなか寝つけません。
乗り物に乗る前だけ薬を飲んでもダメなわけです。
酔い止めの薬は2日前から朝、晩、朝、晩と飲み始め当日も朝、晩、旅行中も朝、晩と飲みつづけます。
こうすることで、ほとんどの方は乗り物酔いから解放されています。
是非ご相談下さい。

乗り物酔いは人体に加速度が、様々な角度から様々な強さで襲うことに対して平衡感覚が過敏に反応するためです。
加速度の刺激に慣れっこになることが一番早い解決方法ですが、これが実は「言うは易く、行うは難し」でそう簡単にはできません。
乗り物に酔いやすい人では自分が車を運転しているときには酔わないけど、他人の運転の車に乗るとダメ、一番ひどい人は自分が運転していても酔うことがあるなどとなります。

遠くを見ていると酔いにくいですし、列車などでは後ろ向きに座る方が酔いにくいようです。
目の前の景色がチラチラ変わり目に沢山の刺激が来ると酔い易いようですね。程度の差はあれ乗り物酔いは本当は誰にでも起こるものです。
体調を整えて2日前からのお薬の使用開始で気持ち良く旅行をしましょう。

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