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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第150段:砂糖不使用でなぜ甘い  

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ダイエット嗜好からかキャンディーやチューインガムに砂糖不使用と書かれた包装を時々見かけませんか?

内容をよく見ると甘味は「水あめ」を使用していますから砂糖ではありません。しかし砂糖でなくても糖質の製品で甘く感じる成分です。もちろんカロリーもありますからカロリー制限をしている人には勧められません。

うそは書いてありませんが、その内容を知らなければカロリーが少ないと勘違いをされていませんか?
食用油でも植物性とかいてあるとなんとなく体によいのではと考え多めに使用していたりしませんか? 
上手な売り方ですから真実を理解して購入してください。

砂糖不使用の「のど飴」などと書いてあると糖尿病の患者さんなどは大喜びで風邪をひいたら食べられそうですが、普通の甘い飴とほとんど変わりがなく、病気の状態を悪化させてしまいます。
のどが「すー、すーして楽です。」と答えられますが、体は血糖値が上がってヒーヒー言っているはずです。
宣伝文句に振りまわされないで正しい知識で食品を選んでください。

人工甘味料は確かにカロリーが少なく上手に利用すると効果的です。
発ガン性を問われた時代もありますが、最近の商品はその心配がありません。
カロリーは少ないだけで全くないわけではありませんから大量使用では問題になります。
人工甘味料はやはり一時しのぎで長く使っていると本当の砂糖のおいしさには勝てず味に飽きが来ます。

少量の砂糖で薄味に慣れ、薄味の中で食品の本来のおいしさを味わう方がよいのではないでしょうか?
南米の方(ブラジルとペルー)が日本産の果物を食べて「砂糖が入っている」と驚かれた話を全く別のところから耳にしました。
日本の消費者は甘いものが大好きでお菓子や果物を甘くするとよく売れるようです。
しかし時々は砂糖の危険性も気になるため砂糖不使用に釣られているのではないでしょうか? 

あなたは甘味の少ない食品においしさを感じることが出来ますか?

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