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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第171段:医師の喫煙率と喫煙問題  

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日本の医師の喫煙率が明らかにされています。男性の医師が27.1%、女性の医師が6.8%、一般国民の男性が52.8%、女性が13.4%ですから医師は約半分程度といえますね。
呼吸器科や循環器科の医師はタバコ関連疾患が多いためか喫煙率が低いようです。

この調査では医師のタバコに対する意識調査もしており、「医師という立場上、タバコを吸うべきではないとおもうか?」との質問に対して、喫煙者でも41.4%(ニコチン依存度が中等度の医師)が「はい」と回答しています。
非喫煙者の中では83.3%の人が「医師はタバコを吸うべきではない」と回答していますが、16.7%の非喫煙者の医師は態度を明確に医師のタバコを否定していないところが興味があります。

タバコは何度も書きますが、ニコチン依存症つまり薬物中毒です。
飛行機の中が全面禁煙になっても日本人だけは隠れてタバコを吸っていると批判があります。行儀が悪いようです。
シンガポールはタバコに厳しい国でレストランの中では禁煙ですが、入り口に大きな灰皿がありそこを通って店内に入るとき煙を吸ったり(間接喫煙)嫌な匂いをかがされるので気分的にはよくありませんでした。

心筋梗塞や脳卒中の対策に起こってからの対策が取り上げられますが、タバコを止めさせるキャンペーンや指導の方がはるかに効果的です。
結果としてみれば税収の落ち込みよりも健康獲得で医療費の軽減の方が大きくなっているデーターがあります。
世界的に見てもタバコは旗色が悪く元気の良いのは日本ぐらいです。自動販売機やテレビや雑誌での宣伝もほとんど野放しなのは日本ぐらいでしょう。

でも古い映画の中でのタバコのシーンはかっこいいですね。
タバコに嫌悪感を持ち始めると名作の価値が落ちてしまうような気がして・・・・
今それが悩みの種です。
これからの時代はタバコを吸うシーンにかっこよさを感じてはいけない時代なのでしょうか?
(ちょっと寂しい?? でもタバコはだめ!)

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