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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第181段:お母さんを困らせる子供  

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幼児期には人前で「ウンコ・ブリブリ」、とか「おしっこ・かけるぞ」とか親が困って顔を覆いたくなるような発言をする場合がありますね。
ここ一番のおりこうさんにして欲しいときに、突然思いがけない言葉を我が子に浴びせられて赤面したことはありませんか?
子供を嗜(たしな)めると更に調子に乗ってその言葉を繰り返したり、エスカレートさせますね。
大人が本気になればなるほど手かつけれれなくなります。
子供は完全に遊びモードに入っていますが、大人は緊張モードのままですから、子供にとってはすごく面白い状況なのです。

こんなときには子供を無視するしかないでしょう。
しかしその状態になる前にもう少し子供とリラックスした状態を作っておくべきではなかったのでしょうか?
親の注意を引くためにいたずらをしたり、親が嫌がる言葉や行為をしている子供は多いようです。
その子が本当に手のつけられない子ではなく、遊びたがったり、緊張を和らげようとしたりの行動だとわかれば安心ですね。

かぜや下痢で受診されたときにこのような子供さんの行動を相談される方があるのです。
理由を聞いてほっと一安心、保育園や幼稚園果てはお友達などに責任を転嫁されいる方もありました。

こんな子供の様子をみてしつけの一環でしかりつけたり、無理やり止めさせようとしていると、ついつい手が出てしまいます。
話が大袈裟になれば児童虐待です。
様々な方の意見や育児の経験者を聞くと安心できますね。育児書にも書いてある話なのですが、肝心なときにはそのページが開かれていないのです。

目的を持って子供と遊ばないで自分も子供になって遊んでみるので一つの解決方法かもしれません。
いい子に育てようとばかり考えていると、子供にそこを見抜かれているのかもしれません。そして子供はわざと親を手玉にとって遊んでいるのかもしれませんよ。
子供に遊んでもらっていますか?
それとも子供と遊んでやっていますか?

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