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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第209段:タバコは嗜好品?死向品!  

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駄洒落でタイトルをつけてみましたが、如何でしょう。
厚生労働省から発表された喫煙習慣者の年次推移を見ると禁煙運動で相手とすべきターゲットの性や年齢層が良くわかります。
昭和63年(14年前です。)には20歳台の喫煙率は33.8%(男性63.2%、女性10.6%)でしたが、
平成12年には同じ年代の喫煙率は39.0%(男性60.8%、女性20.9%)です。
こんな数字を見ると喫煙女性亡国論を唱えたくなりませんか?

男性はわずかながら減っているのに、女性が倍増!女性はタバコの害を聞いて育っていないのでしょうか?
なげかわしいっ!
(タバコは口臭、歯の黄ばみ、肌荒れ、シワ、シミ、ソバカス、黒ずみ、肩こり、首のこり、視力低下、まぶたのはれなどを引き起こします。)
妊娠中の喫煙は胎児虐待と同じとみなされるようになっている実態を再度確認してください。

40歳台はどうかと見ると昭和63年が30.4%(男58.1%,女9.3%)で平成12年が30.8%(男55.1%、女13.6%)と女性は増えていますね。
お父さんたちがタバコを止め始めているのに、お母さんたちがタバコを吸い始めている。
子供の生活習慣に影響を与えるのは母親のほうが強いということをご存知ですか?

孫を抱える60歳台は
昭和63年には喫煙率が27.7%(男52.8%、女9.2%)
平成12年には喫煙率が21.1%(男37.0%、女6.6%)とやっと下がり始めます。
ちなみに50歳台の女性も平成12年のほうが喫煙率が高くなっています。

タバコは嗜好品だから自由に吸わせてくれというご意見もあるのは承知の上で書いています。だからあえて書かせてください。

「人間には健康で快適な生活を享受できる権利があります。
タバコを吸っている人は健康で快適な生活をしたい人の権利を侵害する権利はありません。
タバコを吸うのなら、健康で快適な生活をしたい人の権利を侵害しない場所で吸わなければなりません。
自由と平等、権利と義務が正当に守られている国では「タバコを自由に吸いながら、健康に生活したい人の権利を侵害するような権利は認められていない」ことを認識してください。
その上での喫煙であれば何ら規制はいたしません。

嗜好品だからといわれる方には、次の例でお考えをお聞かせください。
嗜好品のアルコールは仕事中に飲んだり、車の運転中に飲んだりすることは誰もが認めた権利でしょうか?
病院での飲酒が問題になり強制退院させられるアルコール類は誰もが認める嗜好品です。
タバコが嗜好品であるというなら入院中はもとより、通院されている場合も嗜好品としての取り扱いをしておかしくないのではないでしょうか?
まだまだ日本国内ではタバコを吸う人の意見のほうが強いようですが、世界的には喫煙できる場所がどんどん減り、タバコの値段も上がるという傾向です。
アメリカでは平均的な20本入りのタバコが一箱800円(7ドル)以上します。タバコの値段が上がると子供たちも吸わなくなります。
(益田保健所の調査では、小学校5,6年生127名の調査で一度でもタバコを吸ったことの有無を聞いてみたら、男女合わせて32%が喫煙の経験者でした。さて皆さんはどう考えますか?)

ご意見をお待ちしています。
タバコは嗜好品というより死向品と書いたほうが適切なような気がします。
間接喫煙で病気の元を分けていただかなくても結構です。

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