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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第210段:増える女性  

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男性の平均余命と女性の平均余命は女性のほうが7年以上長生きですね。
ということは、日本全体では女性のほうが人口が多い、そうです2000年の統計では女性を100とすると男性は95.7人、2050年には女性100に対して男性は89.6人になるという推計があります。

生まれてくるときには男性のほうが多いのですが、か弱い(生物学的にエックス染色体が一つなので生命力が劣るという説があります)男性は多く生まれてくるのですが、長く命を保つことができず、40歳前後から死亡者が増え始め50歳台になると男女の割合で女性のほうが増えてきます。
その後は女性が本当に多くなります。
老人ホームでは女性と男性の割合は2対1ぐらいに感じてしまいます。

そう遠くないうちに女性のほうが8年以上長寿になりそうですから、平均的な結婚年齢差が1.9歳(平成11年のデータ、昭和22年には3.2歳の年齢差があり年々年齢が近くなっています。)ほどですので平均的な女性は約10年間の独身生活が夫の死後に訪れることになります。

既婚の女性は夫の死後の羽根の伸ばし方を考えておきましょう?
子供の世話になるので子供に嫌われないように。

既婚の男性はちゃんと奥さんに最後を看取ってもらえますので、サービスしておかないと大変かも?

そして65歳の男性は平均的にはすべてのことが自分でできる年数は12.0年、生活の一部に介助を受ける必要がある年数が2.3年、生活の全面的な介助を受ける年数が1.7年と推計されています。
既婚女性の方4.0年介護をすると自由の身になれますよ。
(えっ?介護保険で世話してもらって自分はのんびりですか?)

一方65歳の女性は16.3年ほどは介助なしで生活できますが、生活の一部に介助を受けることが必要になる年数は3.5年、全面的な介助を受ける年数は2.6年と6.1年の介助が必要な生活が待っています。

しつこく書きますが、男性は平均的には77歳頃に介助が必要になり、79歳半ばから全面的に介助が必要になり、女性は81歳過ぎから介助が必要になり、85歳前から全面的に介助が必要になるわけです。

これだけ世の中の女性が増えてくると、思考が女性的になるのでしょうね。
明治時代には男性のほうが多く、男性103に対して女性100でした。
そんな時代なら男性型社会で通用したのでしょうが、現在は本当に女性社会なのです。
日本の高齢化の問題は実は高齢独身女性も問題でもあります。
今後の商売はここをターゲットにすると良いはずです。
参考になりますか?

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