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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第11段:風呂に入って風邪を治そう  

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かぜで受診された患者さんの多くが「風呂はだめですよね」とか、「もう3日も風呂に入っていませんが、いつから風呂に入れますか」と聞かれます。
かぜの時は発熱していても問題ありませんから入浴して下さい。

入浴して皮膚を清潔にした方が新陳代謝が活発になり、早く治ります。
第一気分が良くなります。

風呂に入ってよいですよと答えるとほとんどの方が、「ふつうの生活をしてもよいのだな」と判断されているようです。
風呂に入ってかぜの症状が悪化することはありません。
髪の毛を洗ってもドライヤーで乾燥させれば何も問題ありません。
湯冷めをするような寒い家はもう見あたりません。
冬の暖房が火鉢だけなどという家をご存じでしたら教えて下さい。

第5段でも書いたように発熱して体温が高くなると体の免疫力が活発になります。
そうすることで病気を治そうとするわけですから、入浴して体温を高めて早く病気を治すようにしましょう。
熱を下げることが大切なら、裸で家の外に立っているとすぐに体が冷えますので熱が下がるはずです。
風邪を引いて寒気がするときは暖かくしたいと感じるのは、体温を高めた方が早く治ることを体が知っているから、自然に暖かいところを好み暖かい物を食べるのです。

漢方薬のかぜの処方はほとんどが体温を高めるように薬が組み合わされています。
(その後一汗かいて楽になるようにしてあります。)
一旦体温を高くして病原体と戦った体は汗をかいて体温を下げ体力の回復を待って再び体温を上げて病原体と戦うことを繰り返すわけです。

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