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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第28段:縛って抑制、薬で抑制  

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日本の報道では病院や老人保健施設、特別養護老人ホームなどでのお世話の仕方が時々問題になりますが、アメリカやデンマークと比べるとどうなのでしょうか?
慶応義塾大学医療政策・管理学、池上教授の紹介されたレポートから抜き出してみます。ベッド上で寝返りができなくて褥そう(床ずれ)がある人の割合は日本では1.8%、アメリカでは7.7%、デンマークでは4.6%もちろん数字が少ない方が優秀といえます。

重度の痴呆を持つ患者さんが身体的に抑制されている割合は日本では14.7%、アメリカでは58.0%、デンマークでは6.2%、薬を使って抑制されている割合は日本では10.1%、アメリカでは19.3%、デンマークでは23.0%、身体的な抑制と薬による抑制の両方が使用されている割合は日本が22.6%、アメリカが64.7%、デンマークが27.6%でした。
この数字も低い方が優秀であるということは明らかです。

日本のレベルをどう評価されますか?
日本で調査した施設は平均より質が高いと考えられると池上教授のコメントはありますが、15施設の平均ですから日本全体が極端に悪いとはいえないと思います。

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