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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第65段:減量の目安  

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1キログラムの皮下脂肪を減少させるには7,000カロリーのエネルギーを消費しなければなりません。
短期的な目標では1ヶ月に2Kg〜4Kgです。
運動をしながらカロリーを消費しないと筋肉がおちて脂肪は減りません。
汗をかくような運動より散歩が適切でしょう。
食事療法だけでは十分ではありませんし(医師と栄養士が協力して診察をしながら指導をしないと栄養失調になったり、健康を害したりする事があります。)運動も効果的な運動をしないとうまくゆきません。
クレゾールを飲んでもダメですし、ちょっと怪しげなダイエット法も考え物です。

食事療法は治療の一つです。
治療行為を医師以外の人がすることは医師法違反です。
他人の体重をみて「ご飯を減らさないとダメよ」などと強要することは医師の仕事の分野に入り込んでいます。
栄養士の指導も医師がカロリー数を決めそれにしたがって栄養士が指導をしています。

ゲキ痩せすると反動が多いので注意が必要ですよ。
食べるカロリーと使うカロリーを比べ使うほうが1日あたり300キロカロリー以上にして生活するのがよいでしょう。

痩せようと考えたら点検してほしいことがいくつかあります。

1.1日の食事回数と摂取カロリー数
2.外食の頻度と内容
3.間食の頻度と内容
4.アルコール摂取の有無と量
5.運動習慣の有無と程度、頻度、継続性
6.余暇の過ごし方
7.家庭や職場での職種、仕事内容、人間関係、ストレスの有無や程度
8.喫煙の習慣

上手に健康的に痩せましょう。

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