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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第66段:ニキビはつぶして治そう  

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ニキビは尋常性ザソウ(ジンジョウセイザソウ)とい病名を持つ皮膚病の一つです。
受診に来られた方々の大半が「ニキビはつぶしてはいけない。」と確信されています。

昭和の時代から「ニキビはつぶしても良い」と話していた私には意外な答が帰ってきて驚いています。
もちろん赤くなっているだけの時にはつぶしませんが、膿が溜まっている状態のニキビを手をきれいに洗ってから潰して内容物を出してもかまいません。
そのほうが跡が残りません。

良い抗生物質がない時代には顔面の「おでき」や「ニキビ」は潰さないように指導していたかもしれませんが、今は違います。

漢方薬のセイジョウ・ボウフウ・トウ、ジュウミ・ハイドク・トウ、ケイシ・ブクリョウガン・カ・ヨクイニン、ケイガイ・レンギョウ・トウなどで(漢字は難しいので書きません。カタカナは読みにくいかな?)などでも改善します。

最近はアクアチム・クリームという良い抗菌剤のクリームがあります。
(このクリームは医療機関から処方してもらいます。一般薬としては出ていないはずですが、きちんと確かめずに書いています。)

私は漢方薬も抗菌剤もどちらも使います。
生活指導や髪型などもニキビには影響を与えています。
皮膚科は専門ではありませんが、意外と受診者が多いのです。

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