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第71段:椅子と座布団 |
産業医の職場巡視
(労働安全衛生法で50人以上の人が従業している事業場には医師が月に 1回以上訪問して安全衛生の助言などをすることになっていて、このために会社や工場を契約した 医師や、専属の医師が定期的に現場を訪問しているはずです。)
に出掛けると、椅子に座布団を 敷いている人が多いのにあきれてしまいます。
昔のような程度の悪い椅子なら許す気にもなりますが、最近のOA用の椅子でクッションもよく椅 子の形や機能も研究された椅子でも座布団を敷いておられるのを見るとなぜかなと考えてしまい ます。
椅子に使う座布団は昔の椅子が長時間作業に適していなかったために日本人が考えつい た仕事の応援器具だったわけです。
いまの椅子は研究が十分にされており座布団がない方が疲れも少なく効率よく仕事が出来ます。
OA用の椅子は以外と値段が高いのですよ、その機能を殺してまで座布団を使用して自分の身体をいじめないほうがよいでしょう。
もう一度、椅子の取扱説明書を出して読んでみましょう。
仕事に適した椅子の高さや背もたれの位置が明記されています。
正しく使うと疲れが減ります。
(椅子の上に正座していたり、椅子の上であぐらをかくなんてなんて論外です。椅子を使う文化を 正しく理解して下さい。)