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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第72段:椅子に正しく座ろう  

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日本人はどうして椅子に座るのが下手なのでしょうか?
椅子の前の方に座ってクッションによい ところを利用しない椅子の高さが調節できるのにそれをしていない。
椅子の上で正座をしたり、あ ぐらをかいたり、日本の文化には椅子に座るという行為がほとんどなかったという理由もありますが、椅子が主体の生活になって30年以上になった割りには正しく座れる方が少ないようです。

畳や座布団に座るときにはきちんとしたお行儀を教えている親の世代が椅子になると全くそれを教えることが出来ていないようです。
(大人が知らないから、子供に教えられないのが当然です。)
椅子には深く腰を掛け背筋をただして座るのが本当の姿です。
ふんぞり返ったり、背もたれに身を 任せてばかりいたりする必要はありません。

自動車の運転姿勢を見ても寝て運転しているのかと疑いたくなるような姿勢の方がありますが ちゃんと背もたれを起こして下さい。
椅子のカバーも考え物です。
椅子の布や皮はその素材の風 合いを楽しみながら使用するものです。
汚れるからとか保護とかいう目的でカバーを掛けておられるようですが、椅子の本来の価値はカバーを掛けないで使用するときに現れると思います。

ま、某国の閣議の前の控え室や委員会室の椅子には白のカバーがかけられた椅子ばかりですが、国会議員や大臣という職種の人は椅子もきちんと扱えない人たちなのでしょうか?
(よだれを垂らして寝ている方もいましたから・・・・)

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