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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第80段:喫煙者の6割以上が「タバコをやめたい、減らしたい」  

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ニコチンガムの「ニコレット」を発売しているファルマシア・アップジョン社からのパンフレットから引用しています。
喫煙者の6割以上が「タバコは体に悪いから出来ればやめたい」とか「タバコを減ら した方が良いのではないか」と思いながらタバコを吸っているようです。
現在ニコチンガムは医師の処方箋がないと購入できませんが、1ヶ月に数人の方が私のところで相談をされています。

強い依存性のある薬物であるニコチンから離脱することは容易ではありません。
しかし、離脱のために強い意志が必要であるとは言いません。
意志が弱くても大丈夫です。
止めるための動機が強ければ弱い意志を補ってくれます。
そして禁煙プログラムセンターや禁煙を薦める医師などの医療職が貴方を支えます。

前にも書きましたが、3〜4回は禁煙に挑戦しないと成功は訪れません。
私自身もまだ喫煙を休んでいるという状態です。
(もう10年になりますが、時々タバコを吸っている夢を見ますよ。あっと驚いて目が覚め夢で良かったと胸をなでます。)
5回、6回の挑戦では挑戦が足りないと考えられても良いですよ。

禁煙に挑戦するのがよい時期は5月の連休後が成功率が高いようです。
宴会が少ないからです。
(3月期決算の会社の経理を担当しておられる方は決算が終わってからがよいでしょう)
6月、7月は祝日も少なく、梅雨時で出掛けるチャンスも少ないのではないでしょうか?この時期に止めるように気合いを入れて準備しましょう。

3月、4月頃にタバコを止めるための準備段階として一度受診をしていただくとうまく行くのですが。

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