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心にうつりゆくそぞろごと
「心にうつりゆくそぞろごとを、そこはかとなく書きまぎらわしたるもの」を紹介しようと思い立ちました。
徒然草のごとく「日くらし硯に向かう」ほど暇ではありませんが、「心にうつりゆくよしなしごと」よいうか「そぞろごと」は、いくつも現れてきます。医学書を作るよりもこの方が人間味のある文になるのではないかと思います。
しばらくは「私の心にうつりゆくそぞろごと」とおつき合い下さい・・・

  第84段:下がりはじめたエイズの死亡率  

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米国立保健統計線ターの発表によればエイズのアメリカ合衆国での死亡率は1993年をピークに確実に下がり始めていることが分かり始めました。

アメリカの人口10万人あたりのエイズでの死亡者数は
      1987年が  5.5人
      1990年が  9.8人
      1993年が 13.8人
      1996年が 11.1人
      1997年が  5.9人

と減少しています。
この主な原因は新しいHIV(エイズ)治療法によるものとのコメントが付いています。

10年前には不治の病と聞かれていた方も多いと思います。
研究や治療の結果最近では進行をくい止めたり、血液中のエイズウイルスを認めないほどに病気のコントロールが可能になりました。
エイズで死ぬ確率が減っているのです。

まだまだ偏見も多いですし、治療薬の値段が高いなど世界中のエイズ感染者にとってバラ色というにはほど遠い状態ですが、明るい光が見えてきていることは事実です。
エイズウイルスをどうコントロールできるかにご期待下さい。

ところで「世界エイズディ」は12月1日でしたが、覚えていましたか?

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