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国際肺癌学会「禁煙」東京宣言が平成12年9月14日に採択されましたので紹介します。
肺癌は世界で癌死の最も高いものである。
男女共にその発癌発病率の急増は警鐘を鳴らす状況にある。
肺癌の9割は喫煙及び受動喫煙によるものであり、そのため予防可能なものといえる。
喫煙はその他の多くの癌、循環器系疾患及び慢性肺疾患の主な原因ともなる。
子供の喫煙によるニコチン中毒は世界的な流行病であり、速やかな対応を必要とする。
禁煙は肺癌発生の抑止と、高騰する医療費の抑制を計る最良の方法であり、ひいては世界人類の公衆衛生の向上と豊かな生活を成就することができる。
これらの目的を達成するために国際肺癌学会は下記の事項を宣言する。
記
1. 政府に対し、
1)子供の喫煙によるニコチン中毒を防止するための新しい方法の開発
2)分煙などによる非喫煙者の保護のための公共施設・交通機関内での禁煙
3)政府広報・公共広告を通して、喫煙の害・禁煙の啓蒙
4)禁煙を目的としたタバコ税の増額
5)喫煙者に関わる医療費の一部自己負担制の新設
6)初等中等教育での禁煙教育を行うための法令整備、行政指導、予算措置
を要望する。
2. 医学会や医療機関に対し、禁煙運動と禁煙教育への協力支援を依頼する。
3. 医療関係者に対し、禁煙のためのカウンセリング技術の習得を要請する。
4. 産業界・メディアに対し、タバコの広告宣伝及びセールス活動を廃止するよう
に要請する。
5. 国際肺癌学会は、肺癌に関する資料を公共のために提供する。
この宣言は2000年9月14日に発効する。
国際肺癌学会
私もタバコと戦う決意を改めて表明します。
私自身が10数年前まで1日40本以上の喫煙者でありました。
正常者になるべくタバコを休み始めて5〜6回の真剣な無煙状態への挑戦を試みました。
タバコは薬物中毒ですから簡単には治りません。
禁煙を志す方には支援を惜しみませんのでお問い合わせをお気軽にお願いします。
喫煙者から正常者へ変わりましょう。
(私は愛煙家という言葉には抵抗があります。ニコチン中毒者ですから中毒でない人は正常者です。)
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