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  2001年〜2002年のインフルエンザ流行予測  

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10月中旬から様々な情報が流れ始めましたが、この冬のインフルエンザの流行予測は、昨年(2000年〜2001年)はそれほど大きな流行になりませんでしたが、今年はそれよりも大きくなる可能性は低いとの見解が出ています。
これは国立感染症研究所感染症情報センター感染症情報主任研究官の進藤先生の見解です。

理由は【今年(2001年〜2002年)はA香港型(H3N2)は過去主流でだったシドニー型と抗原性がわずかに変化したパナマ型が、Aソ連型(H1N1)は引き続きニューカレドニア型が流行の主流となることが予測される。
一昨年までほとんど分離・検出されていなかったB型は、昨シーズンには山形系四川株の分離・検出数が増加し、主流行株となりつつある。
このように「A型の主流行株は大きく変化しておらず、抗体保有率も高くなっていると考えられていると考えられることから、A型の流行は昨シーズンよりも大きくなる可能性は低い。
B型の主流行株は変わりつつあるが、A型の流行をB型の流行が上回る規模になることは今までになく、B型の大流行の可能性も高くないようだ】とMedical Tribune紙に掲載されていました。

しかし流行は小規模でもインフルエンザに感染すればひどいインフルエンザに変わりはありませんので予防が第一ということです。
私自身は昨年が小規模流行だったので今年は大流行するのかな?と考えていましたが、専門家の分析はまったく違いました。

感で医学をしてはいけないのです。

インフルエンザの予防接種は取り組みの早い医療機関では10月から開始されています。
あなたはどうしますか?インフルエンザだと感じてすぐに治療を開始すればよく効く薬も昨年から出現しています。
予防接種を受けるのを忘れても、罹ってからすぐに受診すればかろうじて滑り込みセーフという場合もあります。
過労にならないように注意してインフルエンザに負けない体力を作っておくことも大事ですね。

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